トップページ»製品情報»ソニー、“ATRACロスレス”対応のSonicStageを公開
ソニー、“ATRACロスレス”対応のSonicStageを公開
ソニーは、オーディオソフト「SonicStage」の最新バージョン「SonicStage Ver.3.3」を2005年11月1日に公開した。
新たにダイナミックプレイリスト機能を追加し、ジャンルやアーティストによる曲の絞り混みに対応。登録日/☆評価/再生回数/転送回数や曲数/時間/サイズなどから動的なプレイリストを自動生成できる。
さらに、可逆圧縮コーデックの「ATRAC Advanced Lossless」をサポートし、音楽CDから同形式での取り込みが可能となった。アップデートの内容は以下の通り。
- ダイナミックプレイリスト機能を追加
- ATRAC Audio Deviceへプレイリストを自動転送したときに、マイ ライブラリ上で更新されたプレイリストを入れ替えできる
- ATRAC Advanced Lossless形式での音楽CDからの取り込みに対応
- 音楽CDをWMA形式でSonicStageに取り込み可能
- 音楽CDを挿入したときに、自動的に音楽CDのジャケット画像を表示
ATRAC Advanced Lossless(AAL)は、ATRAC3plusを基本層としながら、ロスレス符号化を拡張層に持つスケーラブルな構造を採用。AALファイルは通常の音楽CD(リニアPCM 1,411kbps)に比べ、約30~80%の容量に圧縮しながら、原音に完全に再現できるロスレス圧縮形式となっている。
なお、基本層をATRAC3plusとしているためポータブルオーディオプレーヤーなどでの利用時にATRAC3plusの基本層のみを転送できる。そのため、パソコンでの音楽CD取り込みや、音楽配信の高音質データとしてAALを利用。容量の少ないポータブルプレーヤーなどへの転送時にはATRAC3plus、といった使い分けも可能となる。
<コメント>
ATRACからも可逆圧縮規格が製品化。ハードディスクやフラッシュメモリが大容量化していく中で、可逆圧縮による保存は増えていくものと容易に想像される。その中で、ポータブルプレーヤーへの配慮もされているというAALは注目に値する。
関連リンク:ソニーのAAL解説ページ
コメント&トラックバック
トラックバックURL:http://www.emd.gr.jp/2005/11/01/56/trackback/