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総務省、携帯電話の新規参入事業者決定

総務省は、電波監理審議会より、1.7GHzおよび2GHz帯における携帯電話事業への新規参入希望者3社に対し、参入を適当とする答申を受けたと発表した。

1.7GHz帯には、ソフトバンク傘下のBBモバイルと、イー・アクセス子会社のイー・モバイルが、2GHz帯にはアイピーモバイルが申請を行なっていた。2005年11月9日に開催された電波監理審議会において、3社から行なわれた「特定基地局の開設計画」申請に対して審査が行なわれた。

BBモバイルとイー・モバイルはW-CDMA方式で、アイピーモバイルはTD-CDMA方式を採用する。運用開始予定期日は、BBモバイルが2007年4月1日、イー・モバイルは2007年3月15日、アイピーモバイルが2006年10月1日としている。

また、人口カバー率が50%を超える時期は、BBモバイルとイー・モバイルが関東エリアで2006年度中、その他は2007年度としている。一方、アイピーモバイルは、関東・東海・近畿エリアにおいて2007年度中に50%超を目指し、その他の地域は認定から5年以内に達成するとしている。

2011年度末の加入者数見込みとしては、BBモバイルが669万契約、イー・モバイルが505万契約、アイピーモバイルが1,160万契約としている。

総務省では、審議会からの答申を受け、11月10日に認定書の交付を行なう予定。

<コメント>
長らく新規参入のなかった携帯電話に新たな事業者が加わることが決定された。この間にモバイルの利用形態も大きく変わり、音声通話以外のデータ通信などの利用が大きく伸びている。新規参入事業者には、音楽配信サービス込みのデータ通信に特化するなど新たな用途提案を含めたサービスに期待したい。

関連リンク:総務省の発表資料

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