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長瀬産業、350万曲分のDBを収録したプレーヤーを発表

長瀬産業(TRANSTECHNOLOGY)は、本体に350万曲分の曲名/アーティスト名などのデータベースを収録したポータブルオーディオプレーヤー「TRANSGEAR HMP-100」を2005年12月10日より順次直販サイト「DVDirect」で発売すると発表した。

HMP-100は、6GBの1インチHDDを搭載するポータブルオーディオプレーヤー。

対応音声圧縮形式はMP3/WMA(WMA 9)/WAV、WMAのDRMもサポートする。また、MP3でのダイレクトエンコードが可能。ダイレクトエンコード時のビットレートは16kbps~192kbps。録音時には、曲間の検出により自動でトラック分割が行なわれる。

HDD内にはGracenoteの楽曲データベース「MusicID」を内蔵し、350万曲分(約630MB)の曲名やアーティスト名、ジャンルなどが収録されている。アナログ入力した楽曲の15秒分の波形データから抽出した特徴である「FingerPrints」をデータベースと照合して曲情報の取得が可能。なお、本体に収録する曲情報は2005年10月分のものまで。

さらに、データベースにない曲情報については、携帯電話のパケット通信で、国内外の4,000万曲のデータベースを持つGracenoteのデータベースにアクセスし、情報を取得可能な「MagicSync」機能も搭載している。

そのほか、MP3でのボイスレコーディングにも対応。ディスプレイは、バックライト搭載の1.8インチモノクロ液晶を搭載する。

PC用の転送/管理ソフトとして、Gracenoteと共同開発した「Trans Music Manager」も同梱。CDDBによる楽曲取得機能のほか、MusicID機能も搭載し、アナログ入力した曲の情報も取得できる。さらに、CDDBのアクセス情報などを元にして、プレイリストを自動作成する「InteliMix」なども備える。

PCとの接続はUSB 2.0。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。

バッテリは内蔵リチウムイオン電池で、連続再生時間は15時間。充電時間は80%充電で1時間30分、フル充電で3時間30分。

外形寸法は98×60×14.5mm(縦×横×厚さ)、重量は98g。リモコンやイヤフォン、キャリングポーチなどが付属する。

<コメント>
保存した曲情報の充実を特徴としたプレーヤー。パソコンでのリッピングとは異なり、ダイレクトエンコードでは曲情報の入力が難しいため、その用途では便利な機能だろう。ただし、そのDBのためにHDD容量の一割を使ってしまうのはもったいないと受け止められるかもしれない。
また、組み込み技術のライセンスをビジネスとして考えているためか、プレーヤーのデザイン自体はあまり魅力的に見えない。

関連リンク:長瀬産業の発表リリース(PDF)

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