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STマイクロ、セキュア・デジタル家電向けAVC/VC-1、MPEG-2対応のデコーダチップを開発
STマイクロエレクトロニクスは、MPEG-4 AVC(H.264)に加え、Windows Media Video 9(VC-1)のデコードに対応したシングルチップデコーダ「STB7109」を開発したと発表した。
「STB7109」は、2005年1月に出荷を開始した「STB7100」の機能強化版。高速イーサネット・インタフェースが組込まれており、ケーブル・衛星・IP・地上波デジタルSTB、DVR、DVDプレーヤ/レコーダ、ホーム・ゲートウェイ、メディアサーバなどの機器で、ホーム・ネットワークの心臓部になることができる。
2台の高解像度ディスプレイをサポートするための専用インターフェイスも搭載。2台の表示デバイスを追加部品無しに相互接続できるとしている。
また、オプションでシリアルATAとUSB 2.0(ホスト)のインターフェイスも加えることができる。CPUとして400MIPSの処理能力を持った「ST40」を搭載し、OSはWindows CE、Linux、OS21に対応している。
セキュリティ面では、同社の第4世代セキュリティ技術が組み込まれており、Windows Media DRM10、およびSecure Video Processor(SVP)規格をサポート。HDMI端子やHDCPインターフェイス搭載機器でも利用できる。パッケージはPBGA。
サンプル出荷は既に開始しており、量産は2006年第1四半期を予定している。
<コメント>
動画メインとしたデコーダチップだが、Windows Media DRM10に対応していることで取り上げた。携帯型ばかりではなく、エニーミュージック機器を挙げるまでもなく据え置き型でも音楽・配信サービスを意識した機器を想定した技術が準備されてきている。
関連リンク:STマイクロエレクトロニクスの発表リリース
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