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ウィルコム、OFDMAの次世代PHSシステムに向け実験局免許取得

ウィルコムは、次世代PHSシステムの開発・導入に向けた活動の一環として、無線局の実証実験のための実験免許状を、総務省より受領したと発表した。

同社は、次世代PHSシステムの開発を検討しており、今回実証実験が可能となったことで、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplex Access)技術の実験を中心とした諸データの取得、および評価活動を実施する。

OFDMA技術を採用した実験システムは、Adaptix社の協力のもと構築し、屋外静止/屋内静止/屋外高速移動等の利用環境における伝送性能の評価を行う。

虎ノ門地域のビル屋上に1カ所、屋内に1カ所のアンテナ、実験用基地局を設置し、第1期実験として1年間程度の検証が行なわれる。このデータを元に、さらに第2期実験も検討していくとしている。

<コメント>
同日、PHS高度化規格も発表されているが、所詮数百kbpsに過ぎない。次世代PHSシステムでは数十Mbpsのデータ通信速度を想定しており、こちらの本格的な導入が期待される。

関連リンク:ウィルコムの発表リリース

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