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東芝、WMV再生対応のHDDプレーヤー「gigabeat S」を発表

東芝は、HDDオーディオプレーヤー「gigabeat(ギガビート)」の新シリーズとして、同社として初めて動画再生にも対応した30GB HDD搭載の「gigabeat S30」3機種と、60GB HDD搭載でFMチューナー内蔵の「gigabeat S60V」1機種を商品化し、2006年4月28日から発売すると発表した。

対応音声圧縮方式はWMA、MP3、WAV、WMA 9 Lossless。MP3/WMAの対応ビットレートは4~320kbps。Windows Media DRM 10をサポートし、音楽や映像の定額制配信サービスにも対応可能。

さらに、九州工業大学ヒューマンライフIT開発センターと共同開発した音質改善技術「H2Cテクノロジー」を搭載。約16kHz以上の高音域を独自のアルゴリズムにより補完し、中高音域の自然な再現が可能となったとしている。

音楽再生時の楽曲検索モードは、アーティスト/アルバム/ジャンル/曲/再生リストなど。イコライザはジャズ/ポップ/ロック/アコースティックなど8種類のモードが選択できる。

2.4型/240×320ドットのカラー液晶を搭載し、Windows Media Video形式の動画を転送/再生できる。対応ビットレートは800kbps以下。MPEG-2映像などは、Windows Media Player 10上でWMVに変換して転送する。

ビデオのほか、JPEG静止画の転送/表示も可能。最大解像度は9,000×6,000ドット。また、S60VのみFMチューナを内蔵する。ヘッドフォン出力は3.5mmのステレオミニジャックで、S60Vではビデオ出力兼用端子となっている。

OSにはMicrosoftのWindows Mobile software for Portable Media Centerを搭載。Windows XP Media Center Edition(MCE)と同様のメニュー構成でPCとの連携を向上させ、MCE的な音楽/映像の操作感を実現している。

パソコンとのインターフェイスはUSB2.0。連携ソフトとしてWindows Media Player 10を利用。対応OSはWindows XP/XP MCE。

電源は内蔵リチウムイオン充電池。バッテリ駆動時間は音楽再生時で約12時間、映像再生時で約2.5時間(500kbps/WMV再生時)。USB充電にも対応する。

外形寸法はS30が59.9×99.9×13.2mm(幅×奥行き×高さ)/127g、S60が59.9×99.9×16.2mm/140g。USB変換ケーブルや、ヘッドフォン、CD-ROMなどが付属。また、S60にはAVケーブルも付属する。

カラーバリエーションは、30GBがピアノブラック、ピュアホワイト、クリムゾンレッド。60GBモデルはピアノブラックのみ。価格はいずれもオープン。

<コメント>
ロスレス圧縮コーデックや、Windows Media DRM 10のサポートなど、現状の規格では全部入りと言ってもよいスペックのプレーヤー。Windows MobileというOSがPDA以外で採用された事例としても興味深い。

関連リンク:東芝の発表リリース

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