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ソニー、DSD関連フォーマットの仕様を公開

ソニーは、スーパーオーディオCD(SACD)などで採用されている音声フォーマットDSD関連の仕様書を公開した。

VAIOのオリジナルソフトウェア「SonicStage Mastering Studio」は、スーパーオーディオCDで採用されている高音質のDSD方式でデータを記録・再生することが可能。VAIOでは「DSFファイルフォーマット」、「DSDディスクフォーマット」の2つのフォーマットを独自に規定して採用している。

今回、このDSDファイルフォーマット/DSD ディスクフォーマットの仕様を公開し、無償でライセンスする。公開された仕様書は「DSF ファイルフォーマット仕様書 Version 1.01」、「DSD ディスクフォーマット仕様書 Version 1.00」の2つ。

今回の仕様公開と無償ライセンスにより、DVDライティングソフトの開発メーカーがDSDディスク作成機能をソフト内に組み込んだり、SACDプレーヤーでのDSDディスク再生対応など、同仕様を用いた製品開発などを行なえるようになる。

<コメント>
CDを超える音質のフォーマットとして規格されたSACDは一般に普及しているとは言い難い。しかしながら、パソコンの性能向上に伴い、データとして取り扱えるようにはなってきていたが、仕様書のライセンスによりVAIO以外の環境では実質的に利用できなかった。配信サービスに直接関わるものではないだろうが、パソコンのオーディオ環境の進化として踏まえておきたい。

関連リンク:ソニーの発表リリース

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