MCJ、オンキヨーの高品質HDサウンドに対応したキューブ型PCを共同開発

MCJは、オーディオメーカーのオンキヨーと共同開発したハイクォリティコンテンツを再生できるキューブ型PC「EasyCube59HD」を2006年5月9日より受注開始することを発表した。

EasyCube59HDはオンキヨーがオーディオ部分、制振、静音の設計を行い、徹底した音質対策により「音にこだわったPC」で、厳しいオンキヨーのオーディオ基準を満たすことにより、パソコンでは始めての「Sound by ONKYO」製品となっている。

更に製造もオンキヨーに委託することにより、オンキヨーの優れたCE機器の製造ノウハウも生かされており、オンキヨーが提供する24bit／96kHz 高品質音楽配信サイト「e-onkyo music store」の高品質音楽を原音に忠実に再生することができるとしている。

D/A変換時に発生するノイズを完全に除去する回路「VLSC（Vector Linear Shaping Circuitry）」によりSN比110dBまでノイズを低減し、あえてパーツのカスタマイズを制限し専用の制振・静音対策を施すことで、キューブ型のシャーシ構造に合わせた最適な音を再生することに成功した。

インテルCeleron Dプロセッサ346、DDRメモリ512MB、シリアルATA250GB HDD、2層書込み対応DVDスーパーマルチドライブ、6in1マルチカードリーダーを搭載、付属のスピーカーにはオンキョーのアンプ内蔵スピーカー「GX-77M/W」をセットにした。

OSはMicrosoft Windows XP Home EditionSP2を搭載し、価格は9万9,750円（税抜9万5,000円）。

＜コメント＞
オンキヨーはインテルと共同でViivパソコンも開発しているが、それに比べると既存のキューブ型PCケースをカスタマイズしており、価格面では手の届きやすい設定となっている。シャーシからのオリジナルモデルとカスタマイズモデルを2つ設定するのはオーディオ専用PCとして展開して行くには良い戦略と言えるだろう。

関連リンク：MCJの発表リリース