東芝、世界初の32GB Class 4 SDHCメモリカードを発表

東芝は、SDHCメモリーカードの大容量モデルとして、32GBモデル「SD-HC032GT4」を2008年1月に、16GBモデル「SD-HC016GT4」を2007年10月に発売すると発表した。

いずれもデータ転送規格「Class4」に対応し、SDメモリーカード規格Ver2.00に準拠している。

SDメモリーカード規格Ver2.00は、2GBを超える容量を実現するために規格化され、カードの形状やCPRMを使った著作権保護機能などは従来のSDカードと同じだが、ファイルシステムがFAT16/12からFAT32に変更されている。そのため、FAT12/16にしか対応していない、Ver2.00非対応の機器で使用することはできない。

なお、Ver2.00ではカードの性能区分として、転送速度の最低速度保証値を“クラス”として定義。「Class2（2MB/sec:16Mbps）」、「Class4（4MB/sec:32Mbps）」、「Class6（6MB/sec:48Mbps）」が設けられている。今回のモデルは「Class4」対応ながら最大書き込み速度は6MB/secとなっている。

また、microSDHCカードの8GBモデル「SD-MH008GA」も2008年1月に投入する。

＜コメント＞
メモリーカードとして製品化される以上、集積化よりも市販品としての低価格化がなされているものと期待される。これだけの容量が利用できれば、いよいよHDDの代わりとしてオーディオプレーヤーには必要十分となってくるだろう。

関連リンク：東芝の発表リリース