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セイコーエプソン、高効率な無接点電力伝送モジュールを製品化

セイコーエプソンは、高効率な無接点電力伝送を可能とするモジュール「S4E16402/S4E16403」を製品化、2007年11月15日からサンプル出荷を開始すると発表した。

モジュールは、無接点電力伝送を高効率で行なえるエプソンの新技術『Air Trans.』を採用しており、送電側モジュール(一次側モジュール:「S4E16402」)と受電側モジュール(二次側モジュール:「S4E16403」)とで構成される。

これらをセットとして使用することにより、最大0.5W(5V、100mA)の伝送ができる。電力伝送に使用するコイルには、薄型平板コイルを使用しており、二次側モジュール全体の厚みは2.3mmと コンパクトに収められている。また、各モジュールの伝送面裏側に電磁遮蔽シートを内蔵することにより、機器内での電子部品への影響を軽減している。

安全機能としては、金属検知機能、二次側検知機能、および過電流・異常温度による動作停止機能が内蔵されており、無接点電力伝送に関してより高度な安全設計を行なうことができる。

サンプル価格は5,000円。

<コメント>
ポータブル機器では防水、防塵の面から端子が外部に露出していないことが理想的といえる。データ通信の部分では無線手段も多くなってきたが、電源では家庭用機器の一部にあるだけで、ポータブルプレーヤーへの適用はまだ見かけない。今後、こうした製品群への適用が進んでいくことが期待される。そのためには一層の効率化が求められるだろう。

関連リンク:セイコーエプソンの発表リリース

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