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東芝とSamsung、NANDフラッシュインターフェイスを相互ライセンス
東芝は、Samsung Electronics Co.,Ltd(サムスン電子)と、両社がそれぞれ販売する携帯機器向けコントローラ内蔵NAND型フラッシュメモリ製品のインターフェイス仕様や商標に関する相互使用許諾に合意したと発表した。
これは、東芝が販売するコントローラを内蔵した組み込みメモリである大容量NAND型フラッシュメモリ製品「LBA-NAND」や「mobileLBA-NAND」のインターフェイスに関する仕様や商標をサムスン電子に使用許諾し、サムスン電子は「OneNAND」や「Flex-OneNAND」のインターフェイスに関する仕様や商標の使用を東芝に許諾するもの。
これにより、東芝は「OneNAND」や「Flex-OneNAND」、サムスン電子は「LBA-NAND」や「mobileLBA-NAND」の生産、販売が可能となる。
両社は、互いの仕様を適用した新製品の2008年中の市場投入を目指すとしている。
<コメント>
フラッシュメモリは大容量化の一方でコスト削減要求も厳しい。その中でインターフェイスなどに関わるライセンス紛争も少なくない。そこで企業体力を減らすより、両社で共闘することを選択したものと見られる。
関連リンク:東芝の発表リリース
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