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次世代高速無線、ウィルコムとKDDI陣営に免許認定

総務省は、周波数2.5GHz帯を利用した次世代高速無線通信について、KDDIら6社による「ワイヤレスブロードバンド企画」と、ウィルコムの「次世代PHS」に電波を割り当てるよう、電波監理審議会に諮問、電波監理審議会は2陣営への免許交付を答申し、総務大臣が正式に認定した。

ウィルコムはこの決定をうけ、一日も早い「次世代PHS」のサービス開始に向けて取り組んでいくとのコメントを発表した。

また、認定に当たっては、PHS技術の開発やモバイルデータ通信市場の創生、MVNOを含めたオープン化の推進、国際協力体制の構築、地域格差是正や医療機関での採用実績といった、これまでの取り組みに基づく事業計画が評価されたとしている。

<コメント>
4社が申請した2.5GHz帯の次世代高速無線通信は、結果的に事前の下馬評通りの結果となった。2GHz帯を利用した携帯電話では新規参入企業が破綻したこともあり、電波行政としては失敗を繰り返せなかった事情があるだろうが、下馬評通りの結果には公平・公正な審査だったか疑問の余地が残る。決まったからにはユーザーの利便性を損なわないようなサービスのいち早い提供を望みたい。

関連リンク:ウィルコムの発表リリース

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