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日本レコード協会、違法な携帯電話向け音楽配信に関するユーザー利用実態調査を公表

日本レコード協会は、昨年に続き「違法な携帯電話向け音楽配信に関するユーザー利用実態調査」を実施し、2007年版の報告書をとりまとめ、公表した。

調査設計は、2007年11月12日~15日にかけて、携帯電話を使ったアンケートが実施され1,054のサンプルを得たもの。

調査に依れば、違法サイトについて、全体の82.5%が認知し、37.1%が利用している。特に10代において違法「着うたフル」のダウンロード曲数が大幅に増加している。

また、違法サイト利用者のうちのアップロード経験率は14.0%となっている。

これらの結果から、年間で約3億9,900万ファイル以上と推定され、直近1年間(2006年10月~2007年9月)の有料「着うた」・「着うたフル」ダウンロード数の3億2,700万回を上回るとしている。

<コメント>
サンプル数は決して多くなく、携帯電話を調査手法として利用しているため、ある程度の偏りは考えられる。ただ、昨今の違法コンテンツのダウンロード行為処罰化の論議の前提には、こうしたビジネスとして成立し始めた携帯電話での音楽配信が念頭に置かれていると考えられ、その論拠となる調査結果も注視していかなければならない。

関連リンク:日本レコード協会の発表リリース

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