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総務省調査、FTTHのNTT東西シェアが70%超

総務省は、電気通信事業分野の競争状況に関する2007年度第2四半期(2007年9月末)におけるシェアデータなどを公表した。

インターネット接続分野では、ブロードバンド全体(DSLFTTHCATVインターネットの合計)の契約数では、NTT東西のシェアは44.9%(前期比0.9%増)で、増加傾向が続いている。

ブロードバンドの内訳では、DSLの契約数(全国)では、NTT東西は37.4%(前期比0.3%減)となった一方、ソフトバンクBBは37.4%(前期比0.2%増)と拮抗している。

一方、FTTH(光ファイバ)の契約数では、NTT東西が70.5%(前期比0.6%増、前年同期比4.5%増)、電力系事業者が10.2%(前期比0.1%増)、KDDIが6.3%(前期比0.2%減)となり、NTT東西のシェアが7割を上回り、増加傾向が続いている。

FTTHの中では、戸建て及びビジネス向けではNTT東西が77.8%(前期比0.1%減)、集合住宅向けではNTT東西が60.9%(前期比1.6%増)となっている。

<コメント>
回線別の事業者シェア資料はインフラの動向を探る上で、大変参考になる。NTTの寡占化が進む中で、モバイル環境など新しいインフラ事業者の事業展開にも影響は現れてくるだろう。

関連リンク:総務省の発表リリース

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