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昭和電工、40GBの1.3インチHDD用プラッタを量産開始

昭和電工は、コンパクトフラッシュTypeⅡと同じサイズの小型ハードディスクドライブ(HDD)向けに1.3インチハードディスクの量産を開始したと発表した。垂直磁気記録方式による1.3インチハードディスクの量産は世界初であり、40GB/枚の記録容量は、現時点で世界最大となる。

昭和電工は、2005年6月に世界で初めて、垂直磁気記録方式によるハードディスクの出荷を開始し、今回の1.3インチに加え、1.89、2.5、3.5インチハードディスクのそれぞれについて現時点での世界最大記録容量の製品を出荷中。

今回の1.3インチハードディスクは、1.89インチHDDに比べて小型・軽量のため、省電力性・耐衝撃性をさらに向上させることが可能であり、ハイビジョンビデオカメラ、携帯型音楽プレーヤー、超小型ノートPC等への需要が見込まれるとしている。

<コメント>
以前はコンパクトフラッシュサイズのHDDは見かけられたが、急速なフラッシュメモリの大容量化により一般的になっているとは言い難い。1インチと1.89インチの間に入るサイズはいかにも中途半端だが、UMPCや携帯プレーヤーでの需要は織り込まれていると見られ、採用製品も早晩登場するのだろう。

関連リンク:昭和電工の発表リリース

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