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米Apple、iTunes Storeで映画レンタルサービスを開始

米Appleは、メジャー映画スタジオ20世紀フォックス、ウォルトディズニースタジオ、ワーナーブラザーズ、パラマウント、ユニバーサルスタジオ・ホームエンターテインメント、ソニーピクチャーズ、MGM、ライオンズゲート、ニューラインシネマ各社の映画を対象とする映画レンタルサービス「iTunes Movie Rentals(アイチューンズ・ムービーレンタル)」を発表した。

iTunes Movie Rentalsは、MacおよびWindows PC、Apple TVやiPod、iPhoneなどで再生可能なビデオコンテンツをレンタル方式で提供するもの。

ダウンロード後未視聴の映画のレンタル期限は最長30日間で、視聴を始めた場合は24時間以内に視聴を終了しなければならない。その24時間以内であれば、何度でも繰り返し視聴できる。

価格はSD解像度の新作が3.99ドル、発売済みの旧作が2.99ドル。5.1 Dolby Digitalサラウンド音声付きのHD解像度の新作が4.99ドル、発売済みの旧作が3.99ドル。

2008年2月末までに100タイトルのHDコンテンツを含む1,000以上のタイトルを用意する予定。

MacまたはWindows PCでiTunes Movie Rentalsの利用するにはiTunes 7.6が必要。また決済には米国内の住所が請求先である有効なクレジットカードが必要となる。

iTunes Movie Rentalsに対応したApple TVソフトウェアは、2008年1月中に自動ダウンロードにより無償で提供される予定。

<コメント>
iPodで動画再生が可能になった時点で予想された本格的な動画配信サービス。レンタルという形で映画スタジオのハードルを下げ、同時にユーザーにも安価な価格設定を実現したものと言える。米国外での展開は未定となっているが、日本での展開を考えると、日本のアーティストの作品が大半を占める音楽と違って、海外作品が多くを占める映画の方がサービス開始は容易と考える。

関連リンク:アップルの発表リリース

 iTunes Store(Japan)

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