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アップル、iPod touchのソフトウェアを有償アップグレード

アップルは、iPod touchに新しいソフトウェアを追加する有償アップデートを実施すると発表した。

追加されるのはメール、マップ、株価、天気、メモの5つ。

メールアプリケーションはリッチなHTMLメールに対応したメーラーで、Google Gmail、Yahoo! Mail、.Mac以外にも一般のPOPまたはIMAPメールサービスにも対応し、電子メールのテキストと共に添付の写真やグラフィックを表示できる。

マップアプリケーションは、近くのWi-Fiベースステーションを使ってユーザの現在位置を自動的に見つける機能を備え、それを経路検索の際に起点や終点として利用したり、現在地の近くにある場所を探したりできる。

株価アプリケーションと天気アプリケーションでは、刻々と変化する株価や天候の様子を知ることができ、メモアプリケーションは、外出先でソフトウェアキーボードを使って情報を書き留めておくことができるテキスト作成ソフト。

また、アップデートにはWebクリップ、ホーム画面のカスタマイズや、iTunes Movie Rentals(アイチューンズ・ムービーレンタル)の視聴といった新機能も含まれている。

ホーム画面のカスタマイズ機能により、アイコンの並べ替えや新しいアイコンの追加ができるようになり、最大9つのホーム画面を、フリックすることで簡単に切り換えることも可能になっている。また、Webクリップでは、お気に入りのWebサイトに対するカスタムアイコンを作成して、ホーム画面に並べることができる。

追加ソフトはiTunes経由で購入でき、価格は2,480円。なお、新たに工場出荷されるiPod touch製品にはあらかじめ含まれる。

<コメント>
アップデート内容はiPod touchをよりPDAらしく利用しようとするもので、よりオーディオプレーヤーからは遠ざかっているような印象を受ける。ただ、最大の注目点はこうしたアップデートでは異例の有償となっている点。ハードウェアの交換を含むものでは珍しくはないが、ソフトウェアのみでユーザーが作業するアップデートでは珍しい。どのようなソフトウェアでも開発コストはあるわけで、ハードウェアに付随するから無償であるべきと言うのは、これまでの慣習にすぎないだろう。今後、他社が追随して同様の対応を進めるか注目される。

関連リンク:アップルの発表リリース

Apple Store(Japan)

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