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総務省、新幹線列車内インターネット接続サービスについて意見募集

総務省は、新幹線列車内でのインターネット接続サービス実現に向けた電波法関係審査基準の一部改正案等を作成、意見募集を開始した。

新幹線列車内インターネット接続システムは、漏えい同軸ケーブル(LCX)を利用し、高速かつトンネルの多い新幹線車両等でも安定した通信を可能にするもの。

LCXから車内の無線局へは新たに400MHz帯を割り当て、1列車当たり最大2Mbpsで接続できるとしている。

また、車内では一般の無線LANシステムを利用、利用者は新たな装置を追加する必要はないとしている。

総務省では、改正案に対する意見を踏まえ、速やかに施行する予定としている。

<コメント>
日本国内の長時間移動の代表格である新幹線内でのインターネット利用はビジネス用途も含めニーズは高いと推察される。駅ごとにはホットスポットサービスも提供されているし、移動端末でもある程度の接続は可能だが、基地局の切り替えや数多いトンネル内での切断はストレスとなっていた。1列車当たり2Mbpsという帯域は共有するとかなり細くなることも予想されるが、メールやブラウザ程度であれば十分に活用できるインフラとして期待される。

関連リンク:総務省の発表リリース

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