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ウィルコム、インテルCentrino Atomプロセッサー・テクノロジー搭載の通信端末を発表

ウィルコムとシャープは、マイクロソフト、インテルの支援を得て、新しいモバイルコミュニケーションマシン“WILLCOM D4(ディーフォー)”を開発、ウィルコムより2008年6月中旬に発売する予定と発表した。

D4は、インテル Atomプロセッサー Z520(1.33GHz)/インテルシステム・コントローラー・ハブ US15Wを搭載し、インテル Centrino Atomプロセッサー・テクノロジーに準拠している通信端末。PHS音声通話やEメール自動受信に対応する。

PHS高度化通信規格W-OAM対応のW-SIMが内蔵できるスロットを装備。PHS通信のほか、内蔵のワイヤレスLAN(IEEE802.11b/g)、別売りの専用クレードル搭載のLAN端子による固定回線の3つから通信方法を選ぶことができる。

OSはWindows Vista Home Premium with Service Pack1 (SP1)を採用。Microsoft Office Personal 2007 with Microsoft Office PowerPoint 2007も搭載する。

WSVGA(1,024×600)対応の5型ワイド液晶は、LEDバックライトを採用し、消費電力を抑えながら、画面を直接タッチしてのクリック操作なども可能。

スライド式のキーボードの他に表示部の左右には、タッチパッドとマウスボタンを搭載。

メインメモリは1GBで増設はできない。miniSDカードスロットを搭載するほか、40GBのHDDも内蔵する。

表示部背面には有効画素数198万画素のCMOSカメラを内蔵、ワンセグチューナーも内蔵する。

インターフェイスは、イヤホン端子、USB2.0対応のUSB端子(miniABコネクター)、Bluetooth(BluetoothワイヤレステクノロジーVer.2.0+EDR準拠)や拡張端子も装備する。拡張端子にはクレードルの他、別売のRGB/USBケーブルが接続できる。

外形寸法は約84mm×188~192.3mm×25.9mm(W x D x H)、質量は約470g。

<コメント>
PHS機能を搭載したパソコンと同じ使い勝手を実現した新しい提案型の端末。Windowsの動作速度が使い物になるレベルかどうかもさることながら、この携帯電話とノートパソコンとの間に収まるジャンルが成り立つのかどうか、その利用のされ方はどのようなものになるのか、興味深い。デジタルコンテンツ販売のプラットフォームとして実績を上げている携帯電話のようなコンシューマ的な利用のされ方をするのであれば、携帯プレーヤーの代替となる可能性もあるだろう。

関連リンク:ウィルコムの発表リリース

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