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NEC、ホームサーバ・クライアントソリューション「Lui」を発表

NECならびにNECパーソナルプロダクツは、「コンテンツオンデマンド」や「PCオンデマンド」の実現により、デジタルコンテンツやPCの新たなユビキタス利用を提案する、ホームサーバ・クライアントソリューション「Lui(ルイ)」を商品化、2008年4月24日より発売すると発表した。

新商品は、「ホームサーバPC」1タイプ2モデル、ホームサーバPCを遠隔利用するための小型軽量な専用端末「PCリモーター」2タイプ2モデル。さらに、「Lui」が実現する「PCオンデマンド」の利用環境を拡大するため、個人向けデスクトップPCの新シリーズとして「VALUESTAR R Luiモデル」1タイプ2モデルも同時に発売する。

ブランド名「Lui」は、「Life with Ubiquitous Integrated solutions」の頭文字をとったもの。家庭内の様々な機器に分散しているパーソナルビデオ・音楽・写真などのデジタルコンテンツをホームサーバPC一台に集約して、ホームネットワークで接続したPCやTVから、それらのコンテンツを利用できるようにする「コンテンツオンデマンド」と、小型軽量な専用端末「PCリモーター」から、ホームネットワークやインターネットを経由して、ホームサーバPCの機能を遠隔利用する「PCオンデマンド」を実現する。

ホームサーバPCは、HDMI端子を装備したTVをディスプレイ代わりに使用することで、高性能リビングPCとして利用可能。PC部分とHDDレコーダ部分それぞれの処理を分離した構造を採用し、TV番組録画中でもPC部分への負担をかけないなど、ホームサーバに求められる長期・安定稼働を実現している。

PCリモーターは、宅内にあるホームサーバPCを「PCオンデマンド」によって遠隔利用するための小型軽量の専用端末。手のひらにおさまる手帳サイズのポケットタイプと、持ち運びやすく操作もしやすいノートタイプの2モデルを用意した。

<コメント>
独自の画期的な技術が採用されているわけではなく、既存の技術をうまく組み合わせ、コンシューマ向けパソコンをデジタルコンテンツのプラットフォームとして位置づけ製品化したものであり、ひとつのブランド戦略と見ることもできる。デジタル家電の印象の薄いNECとしてはパソコンをデジタル家電として利用するスタイルをアピールすることはメリットであり、よりデジタルコンテンツの活用が普及するならば、デジタルコンテンツ配信全体にとって良い方向性となるだろう。

関連リンク:NECの発表リリース

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