アップル、第2世代iPod touchを発表

アップルは、第2世代のiPod touch（アイポッド・タッチ）を2008年9月下旬より発売すると発表した。

内蔵フラッシュメモリ容量は、8GB、16GB、32GBの3モデル。

対応音声圧縮方式は、AAC（16320 Kbps）、MP3（16320 Kbps）、MP3 VBR、Audible（フォーマット 2、3、4）、Apple Lossless、AIFF、WAV。

iTunesの新バージョンであるiTunes 8と組み合わせることで、iTunesのライブラリからユーザーに相性の良い楽曲を自動的にセレクトし、プレイリストを作成してくれるGenius機能も利用できる。

3.5型、解像度480×320ドットのタッチスクリーンディスプレイを搭載。対応動画圧縮方式はMPEG-4 AVC/H.264 Baseline Profileや、MPEG-4 Simple Profileなど、解像度は640×480ドット、30fpsまで対応する。

無線LANはIEEE 802.11 b/gに対応、ウェブブラウザ「Safari」もプリインストールされ、「iTunes Wi-Fi Music Store」にアクセスし、本体のみで楽曲を購入することもできる。

電子メール「Mail」、googleマップを使った地図「Maps」、株価情報、天気情報、メモソフトなどをプリインストールされ、App Storeからダウンロードすることで追加することが可能。

「Nike+iPod」機能サポートを内蔵しており、別売のNike+iPodセンサーをNike+シューズにセットするだけで走行距離を記録したり、最新のジム用フィットネス機器とシンクできる。

パソコンとのインターフェイスはUSB2.0。側面にボリュームボタンを追加し、加速度センサー、スピーカーも内蔵した。

電源はリチウムイオン充電池。再生時間は音楽で最大36時間、ビデオで最大6時間。充電はUSB経由でコンピュータまたは電源アダプタ（別売）を使っておこなう。充電時間はバッテリー容量の80%充電まで約2時間、完全充電まで約4時間。

外形寸法は110×61.8×8.5mm（縦×横×厚さ）、重量は115g。

また、iPod shuffleは4つの新色が用意され、iPod classicは120GBの1モデルとなった。

＜コメント＞
新しいiPod touchはiPhone 3Gから携帯電話機能とGPS機能を割愛したイメージとなった。前のモデルもほぼそのような関係だっただけに、iPhoneがアップデートすれば、iPod touchもアップデートされるのは予想されたことであり、それに沿った内容だった。同時に発表されたiPod shuffleやiPod classicのモデルチェンジ内容からすれば、iPodのラインナップの中心はiPod nanoとiPod touchに移ったと言えるだろう。

関連リンク：アップルの発表リリース