au、ケータイ専用アミューズメント・ボックス「au BOX」を発表

KDDI、沖縄セルラーは、PCを持たないユーザーでも、簡単に音楽や映像を楽しむことができるケータイ専用アミューズメント・ボックス「au BOX」のレンタルを2008年11月1日より開始すると発表した。

「au BOX」は、テレビを接続するだけでCDやau携帯電話でダウンロードしたEZ「着うたフル」を「au BOX」内蔵スピーカーで再生できるSTB。最新の音響技術「EUPHONY」を搭載し、サラウンド再生が可能。また、CDの楽曲を、簡単にau携帯電話やウォークマンに転送したり、DVDプレーヤーとして利用することも可能。

さらに、ブロードバンドのインターネット環境に接続することで、PCがなくても音楽配信サービス「mora for LISMO」において約130万曲の楽曲ラインナップから楽曲が購入できる。また、「LISMO Video Store」のビデオも購入でき、購入した楽曲やビデオは、テレビで楽しめるほか、対応au携帯電話に転送することができる。

また、KDDIの「ひかりone TVサービス」を利用しているの場合は、多チャンネル放送など、さまざまな映像コンテンツも合わせて楽しむことができる。

料金は月額315円。レンタルのみで提供され、au携帯電話サービスの契約（CDMA 1X WIN対応機種が対象）が必要。

外形寸法は280×220×70mm、重量は約1.6kg。

＜コメント＞
リリースではPCを持たない若い年齢層をターゲットにしているようだが、LISMO Videoは利用に当たって厳格なPC環境を必要としており、通常の利用者も十分にメリットを享受できると考えられる。ブロードバンドのインターネット接続もプロバイダーを問わないようで、音楽配信サービスを利用できる端末として面白い存在になりそうだが、コンテンツは携帯電話向けのままのため、せっかくのSTBも楽曲や映像の品質向上には結びつかないのが残念。

関連リンク：KDDIの発表リリース