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ニコン、映像再生機能搭載のヘッドフォン型プレーヤー「UP」を発表

ニコンは、動画や音楽を再生、インターネットに接続できるヘッドホン型映像再生装置、メディア ポート「UP(ユー・ピー)」を2008年12月中旬より発売すると発表した。

内蔵フラッシュメモリ容量は、4GB(UP300)、8GB(UP300x)の2モデル。

対応音声圧縮方式は、MP3、WMA9 、AAC。WM DRM10にも対応する。

搭載しているドライバーユニットは、大口径40mmの高磁力ネオジウムマグネットユニット。イヤーパッドには低反発ウレタンクッションを採用、フィット感と装着安定性を両立している。密閉ダイナミック型スピーカーは再生周波数帯域3~25,000Hz。

密着複層型DOE(Diffractive Optical Element:回折光学素子)レンズを採用した小型軽量・高画質なディスプレーを搭載し、3m先で51型、1m先で17型相当のイメージサイズを眼前に表示する。解像度はVGA(640×480)。

対応動画圧縮方式はMPEG1、MPEG2、WMV9。WM DRM10にも対応する。JPEGの静止画やFlash Player 7 相当に対応したSWFファイルの再生も可能。

802.11b/gに対応したWi-Fi機能を搭載し、無線LAN環境下でインターネットに接続することができる。

製品の出荷時期に合わせて、「UP」のユーザー向けにさまざまなコンテンツが視聴できる「UPLINK」サービスを開始。「UP」本体、コンテンツ配信サーバー「UPLINK」、パソコン用ソフト「UPlink」からなるサービスで、コンテンツをテーマごとのチャンネル形式で配信する。

上位モデル「UP300x」には手を使わずに操作できるようにモーションセンサーを内蔵。頭を上下左右に動かすだけで、音量などの操作を行うことができる。また、AV入力コネクタも上位モデルのみに搭載する。

パソコンとのインターフェイスはUSB2.0。WMP(ウィンドウズ・メディア・プレーヤー)に対応し、パソコンに保存したコンテンツを「UP」に転送して楽しむことができる。

電源は単3形充電式ニッケル水素電池2本。単3形アルカリ電池2本、単3形リチウム電池2本でも使用可能。連続再生時間は、付属の電池使用時、動画約120分、音楽約270分。

重量は、約385g(付属の電池を含む)。三洋電機製単3形エネループ2 本、バッテリーチャージャーなども付属する。

<コメント>
Wi-Fi対応のメディアプレーヤーをヘッドホン型にしてヘッドマウントディスプレイを組み合わせた先鋭的かつ意欲的な製品。これまでも形状だけは奇をてらった製品はあったが、仕様を見る限りでは通常のメディアプレーヤーと遜色なく、機能面での物足りなさは少なそう。さらに専用のサービスも提供されるとあれば、自分でコンテンツを作成する面倒やそのためのコンテンツ不足も解消されるだろう。こうした製品がニコンから登場するとは意外だが、ヘッドマウントディスプレイの見え具合も含め、大いに期待したい。

関連リンク:ニコンの発表リリース

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