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イー・アクセス、アッカの株式を公開買い付け

イー・アクセスは、2008年10月29日開催の取締役会において、アッカ・ネットワークスの普通株式及び新株予約権を、公開買付けにより取得することを決議したと発表した。

イー・アクセスは、すでにアッカ・ネットワークスの発行済株式総数の45.10%(78,575 株)を保有しているが、発行済株式及び新株予約権の追加取得を目指した公開買付けを実施するもの。買付価格は120,000 円。

業務・資本提携を正式合意した2008 年7月31 日時点では、両社は、各々独立の上場企業体としてそれぞれの強みを活かしつつ、技術・カスタマーサービス・物流等の原価部門における相互補完と役割分担によりそれぞれ経営効率の向上を図るとしていたが、以降、具体的な事業提携の詳細設計が当初の想定以上のスピードで進み、対象外としていた営業・マーケティング部門や間接部門の統合のもたらす大きなシナジー効果とその実現の必要性を再認識するに至ったとしている。

さらに、両社は本公開買付け終了後、吸収合併により両社の完全なる一体化を目指した経営統合を実現することを計画しているとしている。

<コメント>
まだ根強い需要があるとはいえ、都市部を中心にメタル線は光ファイバに置き換わっており、ADSLはFTTHにその役割を譲ろうとしている。そうした中にあって、ADSL専業の事業者が生き残っていくのは困難と見られ、業務・資本提携の時点で想定された通り、移動体通信事業なども含めた再編の中に位置づけられる動きと見ることができる。

関連リンク:イー・アクセスの発表リリース

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