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サンディスクとソニー、最大2TBのメモリースティック拡張フォーマットを共同開発

サンディスクコーポレーションとソニーは、「メモリースティックPROフォーマット」を拡張し、最大2TBの記録容量を実現する「メモリースティック高容量向け拡張フォーマット(仮称)」と、「メモリースティックMicro」の従来比3倍の転送速度60MB/sを実現する拡張フォーマット「メモリースティック HG Micro」を共同開発したと発表した。

メモリースティック 高容量向け拡張フォーマットは、「メモリースティックPRO」の最大記録容量32GBと比較して、約60倍の最大2TBのデータ記録が可能となる。また、従来フォーマットと同様、著作権保護技術「マジックゲート」および、「アクセスコントロール機能」に対応する予定。

メモリースティック HG Micro は、「メモリースティック PRO-HG」同様、インターフェイスを8ビットパラレルインターフェイスへ拡張、クロック周波数を60MHzまでアップすることにより、インターフェイスの最大転送速度を従来比3倍の60MB/s(または480Mbps)(理論値、8ビットパラレルインターフェイス転送時)を実現する。

両フォーマットのライセンス開始は2009年を予定している。

<コメント>
フラッシュメモリカードの大容量化が進んでおり、これまでの規格では用途に十分応えられなかったとはいえ、同日発表されたSDカードの上位規格SDXCを意識したものであることは間違いない。市場的にはSDカードの勝利でほぼ決着が付いているような印象もあるが、規格競争としてはなかなか引き下がることは難しいのだろう。

関連リンク:ソニーの発表リリース

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