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au、携帯電話の新ブランド「iida」を発表

KDDIと沖縄セルラーは、「au design project」の取り組みなどを発展・拡大させ、外部デザイナーとコラボレートし、お客さまの暮らしをデザインする商品を作り出す新ブランド「iida」(イーダ) を立ち上げ、「iida」ブランドの新商品を、2009年4月下旬より順次発売すると発表した。

「iida」というブランド名は、「innovation」、「imagination」、「design」、「art」の頭文字を取ったものとしており、外部デザイナーとコラボレートし、携帯電話や周辺アイテムを通してユーザーの暮らしをデザインする商品を継続的に提供していとしている。

「iida」ブランドの新商品第一弾として、岩崎一郎氏のデザインによる、道具としての上質感や使い心地を追求したグローバルパスポート対応の「G9」や、ワンセグや携帯電話で撮影した画像を映し出すことができる超小型のプロジェクター「Mobile pico projector」を発売する。

「G9」は、ワンセグにも対応したスライド型端末。ステンレスフレームにチタン合金をコーティングした筐体と、アルミキーボードを採用。ディスプレイは3型/480×854ドット。ワンセグの視聴/録画のほか、高音質楽曲配信サービス「着うたフルプラス」の再生にも対応。そのほか、Bluetoothオーディオ機能や、LISMO Music&VIDEO、au Smart Sports、おサイフケータイ、CDMA/GSMのグローバルパスポートなどに対応する。有効319万画素のCMOSカメラを搭載する。

バッテリの連続通話時間は約210分で、待受は約230時間。外形寸法は約115×50×17.4~18.1mm(縦×横×厚さ)で、重量は約128g。卓上ホルダなどが付属する。

「Mobile pico projector」は、DLP Picoチップセットを採用した東芝製のプロジェクタ。対応端末と接続することで、ワンセグの映像や、撮影した動画/静止画、PCドキュメントビューアーなどをスクリーンや壁面に映し出すことができる。

「iida」では、引き続き、世界的な前衛芸術家の草間彌生氏によるアートとしての携帯電話3作品「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」「私の犬のリンリン」「宇宙へ行くときのハンドバッグ」を発売するとしている。

<コメント>
確かにauの携帯電話はひと頃の最新の機能を惜しみなく搭載した先鋭的なイメージが薄れてきていた。機能面での差別化が難しくなってきた現状ではデザイン面に重点を置くことは至極当たり前の戦略だが、そのデザインの方向性で印象は大きく変わる。第一弾製品を見る限りはデザインの代わりに機能を犠牲にすることもなく、先鋭的なイメージは保たれているように見える。その後の草間彌生氏の製品は市販するとすればかなりの度胸といえるだろう。

関連リンク:KDDIの発表リリース

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