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アップル、新しいiPhoneの新モデル「iPhone 3G S」を発表

アップルは、iPhoneの新モデルとして「iPhone 3G S」を発表、米国では2009年6月19日、日本では6月26日より発売すると発表した。

内蔵フラッシュメモリ容量は16GBと32GBの2モデル。

iPhone 3G Sは平均してiPhone 3Gの最大2倍という処理性能を実現。OpenGL ES 2.0標準を採用し、高品質な3Dグラフィックスを表示する。また、より高速なネットワークスピードを実現する7.2 Mbps HSDPAをサポートする。

ボイスコントロール機能により、iPhoneとiPodの操作をハンズフリーで行なうことができる。内蔵マイクロフォンまたはヘッドセットのマイクロフォンに適切なコマンドを喋るだけで、名前または番号で電話をかけたり、アーティスト名、アルバム名またはプレイリスト名で好きな音楽を再生したりすることができる。

カメラ機能では、300万画素のオートフォーカスカメラを搭載し、動画撮影をサポート。ピント、露出、色、コントラストを自動調節するほか、自動マクロフォーカス機能も搭載し超クローズアップの写真を撮ることができる。新しい「タップ・トゥ・フォーカス」機能を使うと、ディスプレイに触れるだけで目的の物や興味のある部分を選ぶことができ、自動的にピントと露出を再調節できる。

インスタントナビゲーションのためのデジタルコンパスが搭載され、Compass appを利用すると、ユーザがどの方向に向かっているかを示し、進行方向を変えると表示も回転する。自分自身を真北または磁北のいずれかに向けると、iPhoneの内蔵GPSが自動的に現在位置の座標を表示する。Mapsとも統合されているため、どこの地図でも自動的にユーザの進行方向に合わせて向きを変える。

また、コピー&ペーストやMMSなどに対応したiPhone OS 3.0を搭載。iPhone内やメール、カレンダーの内容を検索できる機能や、メールやメモ、ブラウザで利用できる横表示対応のソフトウェアキーボードを備えている。

現行のiPhoneユーザーは、2009年6月17日よりiPhone OS 3.0へ無償でバージョンアップが可能となる。iPod touchユーザーは9.95ドルでバージョンアップが可能。

<コメント>
スマートフォンとして順調に機能を向上させている印象だが、日本に登場した際に指摘されたような電子マネーやワンセグが標準搭載されるようなことは望むべくもない。音楽プレーヤーや携帯電話という呼び方よりも、iTunes Storeに対応した携帯ネット端末といった方が本質を捉えているのではないか。

関連リンク:アップルの発表リリース

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