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NTTドコモ、高性能フェムトセル基地局装置を開発

NTTドコモは、現行のフェムトセル基地局装置に対して通信速度の高速化などの高性能化を図った高性能フェムトセル基地局装置を開発したと発表した。

高性能フェムトセル基地局装置は、通信速度の高速化のためHSPA(High Speed Packet Access)に対応、下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbpsで通信できる。

Plug&Play機能にも対応しており、現行のフェムトセル基地局装置に比べ、設置作業時間の短縮につながるとしている。

ドコモでは、これまで住居内や店舗内など、屋内におけるエリア品質を改善する目的でフェムトセル基地局装置を運用してきたが、それに加え今回開発した装置の導入により、ユーザーに自宅などで動画や音楽などの大容量コンテンツをより良好な通信環境で楽しめるようになる。

また、在宅通知サービスや、チラシ・クーポンの配信サービスなどのホームエリア向け新サービスの提供が可能となるとしている。

装置は2009年秋より運用を開始する予定。

<コメント>
ユーザーが自由にブロードバンド回線に基地局を接続してワイヤレス通信に利用するフェムトセル基地局のアイディアは以前からあるが、法規制により自由に設置することはできなかった。今回のリリースでは、そうした規制の緩和を見越したものではあるようだが、具体的にどのような運用になるかまでは触れられていない。

関連リンク:NTTドコモの発表リリース

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