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Ciscoなど、Ethernetによる音楽と映像の伝送を推進する「AVnu Alliance」を設立

米Cisco Systems, Inc.や米Intel Corp.などは、高品質のオーディオ・ビジュアル環境を家庭や自動車内で構築するためのEthernet標準を推進する業界団体「AVnu Alliance」を設立したと発表した。

IEEE802委員会で規格化されたEthernetの標準技術を使い、高品質の音声や動画データを取り扱うための枠組みを整備することを団体の目的としている。

設立企業は、米Broadcom Corp.、Cisco Systems、米Harman International Industries, Inc.、Intel、韓国Samsung Electronics Co., Ltd.、米Xlinx, Inc.。米Avid Technology, Inc.、米Marvell Technology Group Ltd.、米Meyer Sound Laboratories Inc.は設立時点での会員として名を連ねている。

具体的に推進する規格としては、「IEEE 802.1 Audio/Video Bridging(AVB)」とそれに関連する「IEEE 1722 and 1733(which extends RTP for use with AVB)」を挙げている。

用途としては、家庭や自動車内、スタジアム、コンサート・ホールなどにおいて、ハイクオリティの楽曲やHD映像をやりとりすることを想定している。

<コメント>
すでにDLNAやUPnPなどネットワーク経由でのコンテンツ再生を模索する規格はあり、それらとどのような関係に当たるのか、競合するものなのか、組み合わせて利便性を高めるものなのか、その利便性はユーザーにとってもメリットのあるものなのか、発表だけでは分かりにくい。

関連リンク:AVnu Allianceの発表リリース

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