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東芝、160GBを実現した1枚構成の1.8型HDDを発表

東芝は、1枚構成の1.8型ハードディスクドライブ装置(HDD)として業界最大の記憶容量160GBを実現した「MK1634GAL」をはじめ、120GB、80GB、60GBの4機種を商品化したと発表した。

「MK1634GAL」は、磁気ヘッドおよびディスクの磁性層の改良により1.8型HDDとして業界最大の面記録密度723Mbit/mm2(467Gbpsi)を実現。これにより、1枚構成の1.8型のHDDとしては業界最大記憶容量となる160GBの機種の商品化を実現している。

また、独自の静音シーク技術や短いシーク時の騒音を低減する新規開発の技術を採用することにより、シーク時の騒音が従来機種(「MK1231GAL」、120GB)に比べて5dB低減し15dBになっている。

さらに、エネルギー消費効率も従来機種に比べて約24%向上している。

主な仕様は、回転速度が4,200rpm、ヘッド数が2本、平均シーク時間が15msec、インターフェイスがUltra ATA/100、本体サイズが54×71×5mm(幅×奥行き×高さ)、重量が最大48gとなっている。

160GBの機種はすでに量産を開始しており、120GB、80GB、60GBの機種については2009年9月下旬から量産を開始するとしている。

<コメント>
容量からして、同日発表となっているAppleのiPod classicに内蔵されているものと見られる。ただ、携帯プレーヤーではHDD搭載モデルは少なくなってきており、1.8型HDDとしてはビデオカメラなど新たな用途への対応が模索されている。

関連リンク:東芝の発表リリース

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