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フリービット、低コストのネット家電を実現する「Ubiquitous CEプラットフォーム」を開発

フリービットは、エグゼモードと共同で、Googleが提供するAndroid OSと独自技術「ServersMan」を採用し、ネットワークへの接続機能を持ったデジタル家電開発を容易に行うためのプラットフォームを開発したと発表した。

ネットワークサービスに不可欠なユーザーや機器認証、課金も可能なネットワーク接続の実現には、フリービットの独自技術「ServersMan」を活用し、ハードウエア設計・製造をフリービットの完全子会社となるエグゼモードが担当し、ネットワーク、ソフトウエア、ハードウエアをフリービットグループがワンストップで提供する。

コンサルティング、設計、製造という開発の初期段階から製品出荷後のアフターサポートまで、フリービットグループがまとめて提供することで、開発から出荷までに要する期間も、最大で通常の3分の1程度にまで短縮することが可能となるとしている。

Ubiquitous CE(Consumer Electronics)プラットフォームを使用した第一弾の製品は、年末までにエグゼモードから発売される予定。今後、フリービットでは「Ubiquitous CE Maker’s Maker」事業を展開するにあたり、本プラットフォームを主軸に据え、ネットワークサービスと一体化したハードウエア開発を希望する企業との協業を広く募っていくとしている。

<コメント>
「ServersMan」はiPhoneをサーバ化するアプリとして注目を集めていたが、そのビジネス展開として組み込み系のハードウェア開発にフォーカスしたのは興味深い。すでに多くのデジタル家電は、コンテンツ配信を含めたネットワークとの連携が求められている。今後、どのようなアイディアが現実のものになっていくのか注目される。

関連リンク:フリービットの発表リリース

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