トップページ»技術情報»WHDI、HD映像の非圧縮無線伝送仕様を発表

WHDI、HD映像の非圧縮無線伝送仕様を発表

家庭内の高速無線通信の業界団体「WHDI(Wireless Home Digital Interface)」は、映像の無線伝送規格「WHDI」の策定が完了し、WHDI 1.0として利用可能になったと発表した。

WHDIは、Deep Color対応の1080p/60Hz映像を非圧縮で無線伝送できる規格。最大100フィート(約30m)の距離までの通信が可能で、壁越しの接続も可能としている。

無線は5GHz帯を使い、40MHz帯域幅を活用できれば、3Gbpsの伝送速度を確保できる。遅延は1ms以下で、著作権保護のHDCP 2.0にも対応する。

家庭内にワイヤレスのHD映像ネットワークを構築でき、薄型テレビやBlu-ray Discプレーヤー、セットトップ・ボックスなどAV機器での利用を見込んでいる。

WHDIはイスラエルAMIMON社の技術をベースにしており、プロモーター企業としてシャープ、ソニー、日立製作所、Samsung、LG Electronics、Motorolaが名前を連ねている。

<コメント>
様々な無線伝送規格が準備中で、HD映像の伝送に関してもWireless HDという規格もある。今後、製品化に向けて主導権争いが激しくなっていくものと見られる。

関連リンク:WHDIの発表リリース

【広告】

コメント&トラックバック

トラックバックURL:http://www.emd.gr.jp/2009/12/09/1136/trackback/