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KDDIとメディアフロー、多様な端末へのコンテンツ配信実証試験を開始

メディアフロージャパン企画およびKDDIは、ユビキタス特区(沖縄県那覇市及び豊見城市)における「携帯端末向けマルチメディア放送(メディアフロー)サービス実証試験」の一環として、VHF対応USB接続型試作受信機およびWi-Fi転送型試作受信機を用いた、PCやWi-Fi対応機器等の多様な端末へのコンテンツ配信実証試験を2010年1月26日に開始すると発表した。

ユーザーはこのUSB接続型受信機をPCに装着することで、また、本Wi-Fi転送型受信機をiPod touchやWindows Mobile端末等のWi-Fi対応機器に接続することで、簡単にメディアフローサービスを利用することが可能となる。

Wi-Fi転送型試作受信機のサイズは、50mm×87mmと小型となっており、本受信機をポケットに入れておくだけで、外出時や待ち合わせ時のちょっとした空き時間にも、簡単に映画や天気予報などMediaFLOの特長を活かしたコンテンツ配信を楽しむことができる。

また、メディアフロージャパン企画は、2010年1月14日に東京・原宿のKDDIデザイニングスタジオ内におけるVHFバンド(11ch)の実験試験局免許を取得し、沖縄ユビキタス特区において実証試験中の様々なサービスを体験できるよう、2010年1月26日にMediaFLO展示コーナーのリニューアルを実施し、今回の試作受信機に加え、2009年11月に開発した携帯電話型試作受信機を展示する。

<コメント>
次世代ワンセグとも、地上デジタル放送移行後のVHF帯の活用候補とも言われながら、なかなか情報が出てこなかったメディアフローだが、地道に実験と端末開発は進められていた模様。基本は放送メディアではあるものの、携帯型を前提としているため、データ通信との連携や蓄積型コンテンツの活用も想定されており、端末の作り方次第では音楽配信のインフラとしても活用できる見込みはありそうだ。

関連リンク:KDDIの発表リリース

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