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住友商事、J:COM株のTOBを発表

住友商事は、ジュピターテレコム(J:COM)が発行する普通株式を対象として金融商品取引法による公開買付け(TOB)を実施することを決定したと発表した。

TOB期間は2010年3月3日から4月14日までで、買い付け価格は1株13万9500円。保有比率を現在の27.7%から最大40%まで引き上げ、筆頭株主として経営の主導権を確保することを狙いとしており、最大1221億7500万円を投じる。

<コメント>
ジュピターテレコムに対しては、KDDIが米Liberty Globalの子会社を買収するという手法でジュピターテレコムの筆頭株主になることを発表していた。この子会社化の手法自体にも疑義を呈されていた一方、Liberty Globalとパートナーとしてジュピターテレコムの経営に関わっていた住友商事の出方にも注目が集まっていた。今回のTOBで経営の安定感は増すかもしれないが、通信インフラとして次の戦略を打ち出すためには得策かは判断が付きにくい。

関連リンク:住友商事の発表リリース(PDF)

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