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Wi-Fi AllianceとWiGig Alliance、技術協力で合意

Wi-Fi Alliance およびWireless Gigabit Alliance(WiGig Alliance)は、マルチギガビット無線ネットワークの分野において両団体が協力合意に達したことを発表した。

この合意に基づき、今後Wi-Fi Alliance とWiGig Alliance は技術仕様を共有し、60GHz 周波数帯環境のWi-Fi をサポートする次世代のWi-Fi Alliance 認定プログラムの確立を目指す。

ギガビット速度が求められるアプリケーションを主なターゲットとする60GHz製品は、幅広いハイパフォーマンス デバイスでの使用が期待されているが、これらのデバイスのほぼすべてが従来のWi-Fi ネットワーク(2.4GHz帯と5GHz帯)もサポートする予定。

WiGig規格はギガビット速度でデータを伝送するプロトコルを規定し、WiGig対応デバイスの2.4GHz帯または5GHz帯へのハンドオーバー セッションを実現するための手順も定義し、今後登場する新しいクラスのTri-Band Wi-Fi CERTIFIEDデバイスは、バックワードの互換性を確保しながらマルチギガビットの無線速度を提供することになる。

<コメント>
60GHz帯を利用するWiGig規格は、主にHD映像のワイヤレス伝送を想定しているとされているが、様々な機器に搭載されていく中では、既存の無線ネットワークとの互換性や同じ機器内での共存なども必要になっていくだろう。そうした技術の整合を取るために両団体の協力合意が成立したのは良いニュースだろう。

関連リンク:Wi-Fi Allianceの発表リリース

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