トップページ»ビジネス情報»ミルモと電通、Android向け配信システムを提供開始

ミルモと電通、Android向け配信システムを提供開始

ミルモと電通は、2011年7月1日より、スマートフォンやタブレット向けコンテンツ配信用プラットフォーム「ROTA2U」と音楽・動画配信アプリケーション「media2U」の提供を開始すると発表した。

「ROTA2U」は、ミルモのコンテンツ配信システム「ROTA」と電通の許諾コード方式「DRPC」を軸に開発したコンテンツ配信プラットフォーム。
マイクロソフトのデジタル著作権保護技術「PlayReady」とクラウド アプリケーション プラットフォーム「Microsoft Windows Azure Platform」を組み込んで開発されている。

2011年7月1日より、Android OS向けのスマートフォンとタブレットへの提供から開始し、年内までに、複数のOS(Android・Windows Phone・iOS・Windows・Mac)と複数のデバイス(スマートフォン・タブレット・PC・スマートTV)に対応する事で、「マルチOS・マルチデバイス・マルチユース」を実現するコンテンツ配信用プラットフォームを目指すとしている。

また、音楽・動画配信アプリケーション「media2U」は「ROTA2U」に対応することで、音楽ではoricon MEやメディアドゥ、友ミュージック、ナクソス・ジャパン、動画ではマイシアターやプレゼントキャストなど、複数のコンテンツ・プロバイダーが、「media2U」を通じたサービスを順次開始して行く予定。
年内までには、電子書籍・ゲーム等のコンテンツ配信の開始も予定としている。

なお、2011年7月1日に発売開始のAndroid搭載のタブレット「ICONIA TAB A500」(日本エイサー製)に「ICONIA media2U」としてプリインストール提供しているほか、2011年7月11日より「ドコモ スマートフォン AQUOS PHONE SH-12C」(シャープ製)にプリインストールしている「SH media2U」はバージョンアップにて「ROTA2U」に対応する予定。
他にも、パナソニック モバイルコミュニケーションズやNECカシオモバイルコミュニケーションズ、HTC Nipponなどの複数の端末メーカーが日本で発売するAndroid端末にもプリインストールを進め、Android Marketからのダウンロード提供も予定している。

<コメント>
音楽配信のプラットフォームと言えば、当初は激しい主導権争いが見られたが、iTunesの出現によって勝敗が決してしまったかのような状況が続いていた。スマートフォン市場がiPhoneだけでなくAndroid端末も一定のシェアを確保する見通しになったことが、iTunes以外に(音楽だけでなく動画や電子書籍、ゲームを含めた)コンテンツ配信のプラットフォームが存在し得るものとの期待があるものと見られる。

関連リンク:ミルモの発表リリース

【広告】

コメント&トラックバック

トラックバックURL:http://www.emd.gr.jp/2011/07/01/1401/trackback/