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レーベルゲート、音楽配信サービスを支えるストレージにEMCアイシロンを採用

EMCジャパンは、レーベルゲートが提供するスマートフォン向けの音楽配信サービス『mora touch』の楽曲保存用ストレージとして、スケールアウトNAS「EMC Isilon IQ6000x」が採用されたことを発表した。

レーベルゲートが国内で最大規模を誇る配信楽曲数は、2011年8月時点で270万曲に達し、今後も楽曲データの増加が見込まれている。

これまでは安価な大容量NASを必要に応じて増設していたが、NASの台数が増えるにつれ、ストレージ管理にかかる工数が大幅に増大していた。そこで、サービス無停止での容量増設、簡素化されたストレージ管理、優れたアクセス性能と可用性を持つストレージの導入を検討し、EMCアイシロン スケールアウトNASを採用したもの。

導入したのちも楽曲データは増加しており、現在では12ノード構成(合計72TB)まで拡張されている。レーベルゲートでは、新たな楽曲が続々と登録されることから、これからも定期的にノードを追加していく計画。

また近い将来、パソコン向けとスマートフォン向けの双方で、音楽配信サービスを支えるストレージをすべてEMCアイシロン スケールアウトNASへ完全に統合していく予定としている。

<コメント>
音楽配信サービスが具体的にどのようなシステムで構築されているのか分かる興味深いリリース。音楽配信はCDなどに比べて在庫のないビジネスと言われることがあるが、実際には音楽データは容量も大きく、曲数が多くなるとこれを保存管理するストレージシステムもそれなりの規模が求められる。また、リクエストにレスポンスよく応えるにはデータ転送速度も要求される。逆に言えばコストに関わる唯一つと言ってもよいもっとも重要な部分とも言える。

関連リンク:EMCジャパンの発表リリース

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