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ケンウッド、音質補間技術「Supreme」を搭載した“Media Keg” 「MG-G708」を発表

JVCケンウッドは、ケンウッドブランドより、“Media Keg(メディアケグ)”シリーズの基本機能を継承しながら、圧縮音楽をより原音に近い音質で再現する当社独自の音質補間技術「Supreme(サプリーム)」を搭載することで音質を向上させたデジタルメモリーオーディオプレーヤー“Media Keg”「MG-G708」を2011年10月下旬より発売すると発表した。

内蔵フラッシュメモリ容量は8GB。SDHC対応のmicroSDカードスロットを搭載し、16GBまでのメモリの増設が可能。

対応音声圧縮方式は、MP3(32kbps~320kbps(CBR/VBR))、WMA(32kbps~320kbps(CBR)、32~355kbps(VBR))、AAC(32kbps~320kbps(CBR/VBR))、WAV(サンプリングレート22.05/32/44.1/48kHz、8/16bit)。WMAはDRM9にも対応する。

音楽データの圧縮時に失われた高音域を補間する独自の音質補間技術「Supreme」を搭載。圧縮時に欠落した周波数成分を推定して自然な形に生成することにより、MP3/WMA/AACといった圧縮音楽データも原音に限りなく近い音質で楽しむことができる。

さらに、低域から高域まで優れた周波数特性を実現するClass-W方式のデジタル・ヘッドホン・アンプの採用しており、内部で負電源を生成、ヘッドホン・アンプの電力段を±電源でドライブし、変換効率を向上。同時に、今まで必要だったDCカットコンデンサーを不要とすることで、超低域の歪みを改善し、低域から高域まで優れた周波数特性を実現している。

デジタル処理による高精度な音質調整が可能な5バンド・グラフィック・イコライザーを搭載。低音の強調や高音の伸びを増やしたりと、好みの音質にカスタマイズした調整パターンを3種類まで登録可能。また、音楽ジャンルに合わせた7種類(NORMAL/BASS/POPS/ROCK/JAZZ/DANCE/VOICE)のサウンドモードも搭載している。

2.0インチカラーTFTディスプレイを搭載し、JPEG、BMPの画像ファイルの表示が可能。

パソコンとのインターフェイスはUSB1.1/2.0。USBストレージクラスに対応し、Windowsのエクスプローラでドラッグ&ドロップでの楽曲ファイル転送が可能。Windows Media Playerでの転送にも対応している。対応OSはWindows 7/XP/Vista。音楽ファイルの転送や管理が簡単にできる専用ソフト「BeatJam」も付属する。

電源は内蔵リチウムイオンポリマー充電池。連続再生時間はSupremeオフ時に約19時間、Supremeオン時で約14時間、充電はUSB経由で約1.5時間。

外形寸法は46.5×98.5 ×13.5mm(幅×高さ×奥行き)、約56g。

カラーバリエーションは、シルバー、レッド、ブラックの3色。価格はいずれもオープン。

<コメント>
2011年序盤に発表された「MG-Gシリーズ」の高音質版という位置づけ。Supremeも新しい技術ではなく、2007年までケンウッドが販売していたHDD搭載プレーヤーに採用されていた。その意味ではようやくフラッシュメモリプレーヤーでも独自性を出し始めたと言えるだろう。

関連リンク:JVCケンウッドの発表リリース

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