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ソニー、高音質化したウォークマンSシリーズを発表

ソニーは、独自の高音質技術「クリアフェーズ」とBluetoothを搭載した“ウォークマン”『NW-S770シリーズ』『NW-S770Kシリーズ』『NW-S770BTシリーズ』3シリーズ計5機種を2012年10月20日より発売すると発表した。

内蔵フラッシュメモリ容量は、8GB、16GB(NW-S775/S775Kシリーズのみ)。

対応音声圧縮方式は、MP3、WMA、AAC、HE-AAC、ATRAC、ATRAC Advanced Lossless、リニアPCM。著作権保護されたWMA、AACファイルは再生できない。

ソニーがスピーカーの開発を通して培ってきた高音質技術「クリアフェーズ」を、付属のスピーカーだけでなく、付属のヘッドホンにも展開し、“ウォークマン”本体のデジタル信号処理により、付属ヘッドホンや付属スピーカーの音響特性が補正され、個々の楽器やボーカル音が際立ち、明瞭な音場定位や奥行きのある臨場感溢れるサウンドを体感できる。

加えて、使用環境に応じて電車・バス/航空機/室内の3モードから選択可能で、周囲の騒音を約98.0%カットする「デジタルノイズキャンセリング機能」を全機種に搭載。「Heavy」「Pop」「Jazz」「Unique」の4パターンと、お好みで設定できるカスタムモードを2つ備えた5バンドイコライザを搭載、高音域の再生帯域を補完する「DSEE」(Digital Sound Enhancement Engine) 、本来のステレオサウンドをヘッドホンへ届ける「クリアステレオ」、引き締まった力強い低音を実現する「クリアベース」といった高音質化機能を搭載する。

音声ファイルの再生スピードを、0.5倍速~2.0倍速の9段階から選択することができる「再生スピードコントロール」、音声ファイルの聞きたい部分(A-B間)を任意で指定すれば、その部分だけを繰り返し再生することができる「A-Bリピート」など便利な語学学習機能も搭載する。

さらに音楽の進行に合わせて歌詞を自動的にスクロール表示する歌詞表示機能「歌詞ピタ」を搭載。効果を「強」「弱」2段階で選択可能な「ボーカルキャンセル」、音楽の再生スピードを変えることなく、音楽のキー(音階)を高低それぞれ6段階まで調節することができる「キーコントロール」からなる「カラオケモード」も搭載する。

2.0型のQVGA(320×240ドット)TFTカラー液晶を搭載。対応する動画圧縮方式はAVC(H.264/AVC)、MPEG-4、WMV(Windows Media Video9)。著作権保護されたWMVファイルは再生できない。静止画のJPEG画像も表示できる。

全モデルでBluetooth Ver2.1+EDRに対応、プロファイルはOPP/A2DP/AVRCPをサポートする。ファイル送受信機能を使えば、携帯電話やスマートフォンと撮影した写真をワイヤレスでやりとりすることができる。

パソコンとのインターフェイスはHi-Speed USBとWM-PORT(22ピン)。FMチューナーを搭載するほか、「ダイレクトエンコーディング機能」を搭載しており、PCを使わずにCD/MDプレーヤーやラジオなどから直接“ウォークマン”に録音できる。さらに、付属の「x-アプリ」を使えば、録音した曲の情報も取得できほか、本体に接続して曲名やアルバム名を入力できるアクセサリー、文字入力パッド『KPD-NWU10』をオプション設定された。

電源は内蔵型リチウムイオン充電池。充電方法は、WM-PORT経由のUSB充電。電池持続時間は音楽再生で約36時間、動画再生で約6時間。充電時間は約3 時間、約1.5 時間で80%充電となる。

外形寸法は約43.3×97.2×7.4mm(幅×高さ×厚さ)。重量は約51g。

パッケージバリエーションは、専用スピーカーを付属しており、“ウォークマン”本体を設置して再生および充電を行える『S770Kシリーズ』、“ウォークマン”のカラーにマッチするBluetoothヘッドホンを付属する『S770BT シリーズ』。

カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ライトピンク、ブルー、ビビッドピンクの5色。NW-S770シリーズ、NW-S770Kシリーズにはさらにバイオレット、ゴールド、イエローも加わり計8色となる。価格はいずれもオープン。

ソニースタイルではNW-S770シリーズ、NW-S770Kシリーズの限定色としてホワイトを基調にしたスノーキルトに、スワロフスキー・エレメントのラインストーンを配した(メモリ8GB)モデルも用意される。

<コメント>
昨年はBluetoothに対応することで大きな変化を見せたSシリーズだが、2012年モデルはダイレクトレコーディングと高音質化。そろそろ上位機種とのバランスの取り方が難しくなってきている印象を受ける。

関連リンク:ソニーの発表リリース

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