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NTTドコモ、屋外伝送実験で10Gbps信号伝送に成功

NTTドコモは東京工業大学と共同で、屋外移動通信環境下での伝送実験を2012年12月11日に行い、上り最大約10Gbpsのパケット信号伝送に世界で初めて成功したと発表した。

今回の実験では沖縄県石垣市浜崎町地区において、平均時速約9kmで移動している移動局装置から11GHz帯において400MHzの帯域幅でMIMO空間多重技術を使って信号を送信し、基地局装置で受信。基地局装置で受信した信号の復号処理を行った結果、最大約10Gbpsのパケット信号伝送に成功したことを確認した。

ドコモでは、これまで2005年12月14日の屋外実験では下り最大約2.5Gbps、2006年12月14日の屋外実験では下り最大約5Gbpsのパケット信号伝送を達成しており、今回の実験の仕組みを下りパケット信号伝送に適用すれば、現在提供しているXiでの受信時最大100Mbpsの約100倍となる、下り最大約10Gbpsの高速通信も可能になるとしている。

<コメント>
高速無線通信の技術としては正しい進化なのだろうが、帯域幅など商用化にはほど遠い好条件の元での実験であるという点は差し引いて見ておかねばならないだろう。

関連リンク:NTTドコモの発表リリース

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