2001/01/06

NTTドコモ、PHSを使った音楽配信サービスを発表

 
 NTTドコモは、ドコモのPHSを利用した音楽配信サービス「M-stage music(エムステージ・ミュージック)」を発表した。サービス開始は2001年1月15日から。同時に専用端末「Picwalk P711m」を発売する。

 Picwalk P711mはAACのみの対応、SDカードを採用しオンボードメモリはなし。著作権保護にはEMDLB方式を採用している。専用のリチウムイオンバッテリーにより連続再生時間は約5.5時間となっている。256色カラー液晶画面を搭載し、ストリーミング再生による試聴も可能になっているが音声通話には対応していない。回線はNTTドコモのPHS回線になることからPIAFS2.0対応になると思われる。

 サービス利用料金は
 1.M-stage music 付加機能使用料 \200/月(2001年5月31日まで無料)
 2.PHS通信料 \15/分
 3.情報料(楽曲ごとに設定)
 4.PHS基本使用料
 となっている。
 通信時間は楽曲の演奏時間の倍程度とされているため、仮に5分の曲が情報料\200だった場合、
  情報料(\200)+PHS通信料(\15*10分)=\350
 と想定される。

 また、サービス開始に伴い、トライノーツ株式会社を設立、コンテンツサーバおよびアプリケーションの開発と運用を担当する。トライノーツはNTTドコモと松下通工が中心となって設立されたエアメディア株式会社にソニーなどが資本参加し社名を変更するもの。これにより、当初はSDカード対応端末のみだが、追ってメモリスティック対応端末も発売される見込み。

<コメント>
 プレーヤー登場の初期から言われていた携帯通信端末との融合がまた一つ実現した。しかし、音声通話ができない、料金の高さ、またPHS分野ではシェアの低いNTTドコモのサービスと言うことでどの程度ユーザーに受け入れられるかが注目される

関連リンク:NTTドコモの発表リリース
 
 
ビジネス情報↑





Copyright©2000-2001 EMD.GR.JP All rights reserved.