東芝はインターネットによる音楽配信ビジネスを手がける子会社「ドゥーブ・ドットコム」を全額出資で設立、2001年2月16日よりサービスを開始すると発表した。
ドゥーブ・ドットコムはレコード会社に音楽配信のインフラを提供するという位置づけで、東芝EMI、ワーナーミュージック・ジャパン、ユニバーサルミュージックの楽曲を配信する。
配信システムは「EMMS」および「Windows Media Technology」をベースにしたもの。なお、ユニバーサルミュージックの楽曲は「Intertrust
Media Technology」ではWMAを採用する。課金方式はクレジットカードとプリペイドのWebMoney。
同様のインフラを提供している会社にはソニー系のレーベルゲートがあるが、ATRAC3での配信しかできないという制約があった。東芝は自社技術が無いことを生かして様々な技術をレコード会社に提供することで差別化を図る。
また、配信される楽曲には宇多田ヒカルや椎名林檎といった現在注目されているアーティストが並び、ユーザーへのアピールも期待される。
<コメント>
今回の発表で国内の大手レコード会社はすべて出揃った。少なくとも音楽配信事業を何らかの形で利用していこうということだけは確認されたわけで、これからが本当のビジネスの勝負になっていくだろう。
関連リンク:ドゥーブ・ドットコムのサイト |