2001/03/30
スーパーコンテンツ流通、
CD-ROM配布によってデジタルコンテンツを流通させる実験
 
 株式会社スーパーコンテンツ流通(以下、スーパーコンテンツ流通)は暗号化を施した音楽CDを配布しライセンスキーをPHSで販売する実験を行うことを発表した。 スーパーコンテンツ流通は2000年11月30日よりDDIポケットが始めた音楽配信サービス「Sound Market」が採用しているコンテンツ保護技術「ケータイdeミュージック」を推進している。

 今回行う実験は、スーパーコンテンツ流通が作成した暗号化済み音楽CDとアイオーデータ製USB接続SMMC(セキュアマルチメディアカード)リーダーをモニターに無料で配布するというもの。 モニターはCDから気に入った楽曲をSMMCにコピーし、ライセンスキーをPHSを使ってダウンロードし再生することができる。 このため、モニターになるにはUSB接続可能なWindowsパソコンとケータイdeミュージック対応のfeelH"端末を保有していることが条件となる。 モニター募集は4月1日からH"LINKのコンテンツ上で行われる。募集人員は延べ1000名。第1期500名が5月1日から実験開始となる。

 今回の実験を通してスーパーコンテンツ流通では「ケータイdeミュージック」CD-ROMを利用した音楽コンテンツ超流通サービスの利用動向を把握したいとしている。 実験後は2001年9月から本格サービスへ移行の予定としている。

<コメント>
ダウンロードに時間(と費用)のかかるコンテンツ部分を別の媒体を使って流通させようと言うアイディアはいくつか見られるが、実験段階までこぎ着けたのは初めて。 本格サービス開始時点ではCD-ROMの流通方法(流通ルートと価格)と内容が課題になると思われる。

関連リンク:スーパーコンテンツ流通の発表リリース
      モニター募集について
 
 
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