米MP3.comは日本の大手レコード会社グループビーイングと提携し、日本語サービスを正式にスタートすると発表した。
当面は日本法人を設立するのではなく、サイト上のサービスを共同で展開するにとどまる。
MP3.comは世界第2位の音楽消費国である日本からのサービス利用がのびない理由を言語の壁にあるとし、今回の日本語サービスに踏み切った。
日本語サイトそのものは2001年2月から存在しており、一部には既知の事実だったが今回の発表を持って正式なスタートとなる。
MP3.comはデジタル音楽配信サイトの草分けとして様々な新しいサービスを考え出してきた。その中のいくつかはレコード会社やレコード協会との間で訴訟となっている。
今回の日本語サービスではそうした状況も踏まえてストリーミングを利用したもののみになる予定。
ビーイングは傘下に「B-Gram」や「Rooms RECORDS」といった人気レーベルを持ち、売上トップクラスのアーティストが所属している。
今回の提携に関しては、あくまでインターネットの利用をプロモーションの一環とし、MP3.comの様々な技術やノウハウを吸収する目的があるとしている。
<コメント>
日本語サイトを確認してみたところ、いくつかのメニューが日本語表示されるだけでアーティスト名や曲名もまだ日本語にはなっていなかった。
メニューの一つ下の階層は英語のまま、有料サービスの金額も$表示のまま。どのように改良が施されていくのか興味深い。
関連リンク:MP3.comの日本語サイト |