三菱商事はユニバーサルミュージック株式会社の音楽配信にインタートラストの技術を利用した著作権管理・課金サービスを提供すると発表した。
国内の大手レコード会社でインタートラストの技術の採用を明らかにしたのは今回が初めて。
その第一弾として、CHAGE&ASKAの新曲のプロモーションが行われる。具体的には無料のCD-ROM10万枚が4月14日から全国の新星堂250店舗で配布される。
この中にはインタートラストの技術によって保護されたCHAGE&ASKAの新曲が収録されており、ユーザーは定められた制限(期間限定および再生回数3回まで)の中で楽曲を再生することができる。
制限の範囲内であればユーザーはファイルのコピーも譲渡も自由となっている。さらにCD-ROMからは新星堂のサイトに接続され、CDの予約購入ができる仕組みも備えている。
また、CD-ROMには他にもユニバーサルミュージック所属アーティストの楽曲が試聴データとして多数納められている。
CHAGE&ASKAの楽曲は4月下旬に発売される各パソコン・インターネット雑誌に添付されるCD-ROMにも収録される予定。
今回の企画とは別に、三菱商事とユニバーサルミュージックではインタートラストの技術を利用した音楽配信の準備を進めているという。
<コメント>
ネットワークを介してダウンロードするには大きすぎるコンテンツデータをCD-ROMにして権利情報だけをネット経由にするというアイディアは先日もスーパーコンテンツ流通による実験のアナウンスがあったばかり。
しばらくはこの流通形態が主流になっていく可能性もある。
関連リンク:三菱商事RightsWorksのリリース |