音楽CD情報データベース「CDDB」を運営する米Gracenoteは、エイムと提携してCDDB事業を日本で展開すると発表した。
日本国内での事業展開はレインボー・パートナーズと業務提携、レインボー・パートナーズは国内総代理店として営業を行う。
CDDBはCDのタイトルやアーティスト名、曲目などをオンラインで検索できるサービスとして1993年にスタート。1995年からは曲数と演奏時間からタイトルと識別し、データベースからCD情報を取得する機能を搭載した。
サービスは未登録のタイトルに対しユーザーが追加登録、それをユーザー全体で共有する形態を取っており、現在は約85万曲のデータを所有している。
Real Jukebox、Windows Media Playerなど多くのソフトウェアがCDDBとの連携機能を搭載しており、音楽CDをPCにセットしただけでCDDBに接続し、CD情報と共に再生することができる。
一方、エイムは独自に日本語対応のCDDB、「KCDB」を構築、運営してきた。これまでに約3万タイトルのCD情報を所有している。
今回の提携により、KCDBはCDDBに統合され日本語と英語に対応した音楽CD情報データベースとして国内メーカーにライセンス供与していく。
現在のところ、この多言語対応の「CDDB2」に対応しているソフトウェアはエイムが開発した「CD Partner」のみ。
<コメント>
日本国内においてはやはり邦楽の需要が高く、ほとんどのソフトに付いているCDDB機能も満足に利用できなかった。
今回の提携によって、ユーザーにとって利用しやすい環境が整えられることを期待する。
関連リンク:エイムのリリース
Gracenoteのリリース |