日本インターネット決済推進協議会(JIPPA)は、インターネット上でデビット決済を行う「インターデビット」サービスを4月23日からスタートすると発表した。
スタート時点での参加金融機関は郵便貯金と富士銀行の2つ。参加加盟店企業は16社(店舗数は200以上)。
「インターデビット」はインターネット上でのショッピングの即時決済を郵便貯金や銀行預金の口座間で実現するサービス。
国際的な標準手順であるSETに準拠した安全性と高い相互接続性を特徴とする。
サービスの利用には利用者側にウォレット(財布)ソフトが必要となる。ウォレットソフトにはCD-ROMなどで配布されPCにインストールするタイプとサーバー側から配信されるアプレットタイプの2種類がある。
どちらの方式を採用するかは金融機関の判断となり、今回のスタート時では郵便局がインストール型、富士銀行がアプレット型で提供される。
「インターデビット」の今後の予定としては7月から新規加盟店のサービス開始、10月から金融機関の参加を開始しサービスの拡大を目指すとしている。
また、JIPPAでは今秋からクリアリングシステムの稼働も予定し、参加金融機関の拡大による加盟店のシステムコスト負担の増大を抑える予定。
さらにJIPPAモール、JIPPA決済サービスといった企画も10月から開始し、「インターデビット」サービスの普及に努めていくとしている。
<コメント>
先月発表された認証事業開始を受けて本格的なサービス開始がアナウンスされた。スタート時点の状況はほぼ予想通り。
やはり利用者から見た場合はウォレットソフトの使い勝手による部分が大きいように思える。また、サービス拡大の計画が意外とゆっくりしたものという印象を受ける
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