三菱商事は5月1日から開始されるユニバーサルミュージックの音楽配信にインタートラストのDRM技術とそれに伴う著作権管理・課金サービスを提供すると発表した。
楽曲は5月16日に発売されるスピッツの「遙か」。インターネット上で先行して配信される。
販売は「du-ub.com」とそのリテイラーを通して行われる。圧縮方式はAAC。価格は300円のクレジットカード決済。7月31日までの期間限定の予定となっている。
三菱商事は既に4月からCHAGE&ASKAの無料CD-ROMでユニバーサルミュージックにインタートラスト技術を提供しているが、今回は媒体を利用しない音楽配信への提供となっている。
<コメント>
これまで技術面が先行していた規格がいよいよ実際のサービスとなって現れてきた印象。今回のサービスに関して言えば、これまでのAttractorと異なり圧縮形式をAACとしているところが目新しい。
実際にダウンロードしてみたところ、これまでと同様にSAFという形式のファイルとなっていた。インタートラスト技術が圧縮形式に依らずに著作権保護をかけられることを示唆している。
関連リンク:三菱商事の発表リリース |