2001/05/19
M-stage musicで「声の出る新聞」サービスの実験開始
 
 産経新聞社、トライノーツ、NTTドコモ、NTTデータ、ダウンロードステーションの5社は「音声新聞流通サービス『ANDS(Audio News Distribution Service)』」の実験を2001年5月21日から開始すると発表した。 実験期間は5ヶ月間の予定。

 この実験は産経新聞社の発行する新聞原稿テキストをNTTサイバーシステム研究所が開発した電子テキストの口語読み上げ共通基板技術を利用して音声データとする。 音声データはインターネットおよびNTTドコモの音楽配信サービスM-stage music対応のPHS端末に配信される。音声データと共にニュース写真や広告映像も配信され、PHSの画面で確認することができる。 システムの開発はNTTデータが担当した。

 実験は産経新聞社が主体となって実施され、実験場所は2000年10月2日に東京大手町のサンケイビル内にオープンした「ダウンロードステーション」内となっている。 端末はPicwalk p711mが使用され、ダウンロードステーションへの一般来場者にも無料で貸し出される。

<コメント>
音楽配信といってもアメリカではテキストリーディングの需要も大きく、新聞や雑誌は音声データで提供されているものも多い。日本でも朗読ソフトやDDIポケットの音楽配信の中に英会話があるなど試みも少なくない。 特に新聞は典型的なサブスクリプション(月額制課金)モデルであり、ビジネスの可能性は少なくない。

関連リンク:NTTデータの発表リリース
 
 
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