富士通システムソリューションズ(FSOL)は、韓国マークエニー社と電子透かし技術に関する「特約販売店契約」を締結、同社のソリューションサービスとして提供を開始すると発表した。
マークエニー社は画像・音声・映像といったデジタル著作物に著作権情報を埋め込む電子透かし技術の開発会社。 特にオーディオデータへの電子透かし技術については2000年夏に日本音楽著作権協会(JASRAC)が主催したSTEP2000において但し書き付きながら一定の水準にあると認められた5社の1つ。
FSOLは同社の展開するインターネット統合ソリューションサービス「WebSERVE(ウェブサーブ)」の一つとして電子透かしシステム構築サービスを位置づける。
その中にはマークエニー社の持つ「改ざん検知サーバの構築」も含み、デジタル著作物ビジネスやビジネス文書の安全性を高めるサービスとして企業に提供していく。
また、政府官公庁の扱う公文書にも電子透かしは必要な技術としてこの分野にも積極的に取り組んでいくとしている。
<コメント>
昨年のSTEP2000によって音楽配信分野では名前の知られたマークエニー社だが、今回のサービスでは音楽配信よりも企業間取引などにビジネスの力点を置いているようだ。
関連リンク:富士通システムソリューションズの発表リリース |